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大阪大学シンポジウム 「創ること 超えること」に行ってきました。

大阪大学シンポジウム 「創ること 超えること」の撮影に行ってきました。
仕事として行ったのですが、そこで話されていた内容が大変面白かったのでメモ。
大阪大学シンポジウムは市民に無料公開していて大学の知を社会に
還元する「社学連携」のイベントです。
大阪大学シンポジウム 「創ること 超えること」

講演は
 平田オリザ(劇作家・大阪大学コミュニケーションデザイン・センター/教授)
 藤田喜久雄(大阪大学大学院工学研究科/教授)
 中村明一(作曲家・尺八演奏家)
平田オリザさんはもう有名な劇作家。
アンドロイド研究で有名な石黒先生との「ロボット演劇」は世界で絶賛されております。

・うまい俳優は演技に冗長性がある(コントロールしている)
・稽古すると無駄がなくなることがあるがうまい俳優はなくならない。
・会話と対話の違い。(会話は言語学的に無駄がない。対話にはある)
・対話をして来なかった日本文化(分かり合っている、気心知れている)
・対等な立場で褒め合う言葉がほとんどなかった。唯一「かわいい」だけ。
・多様性に対して寛容(当たり前)な西洋。だから対話が重要になった。
・イギリスのジャズの音楽学校で楽器としての尺八を認めてくれる。
・整数次倍音と非整数次倍音
・日本語は言葉、歌において重要な表現は非整数次倍音をつかう。西欧は音量を使う。
・石黒先生とあった時にまず聞いたことは、「ロボットの機能にはないものをつけることになるけどもいいか?」
 これはある意味偽装。科学の分野ではタブーとされていること。
・しかし、ロボットに演技をつけることでリアリティがうまれ工学研究が進む。(平田オリザ)
・そのリアリティを生み出すのはなにか?という解析にエネルギーが注がれて結果的に研究が進んでいく。

↑これは科学と芸術の融合という言葉(どこか使い古されているキャッチフレーズですが)の
本質をついていると思った。
アートが特異とするところはある意味で偽装でありウソを描くこと。
だから科学から見れば曖昧なものに見え、無駄なものに見え、遊んでいるようにみえるから。

大変面白い講演でした。

at 20:48, 浅井カズヒロ, 日記

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